交通事故が刑事事件になるケースについて

交通事故には刑事と民事の両面がある

交通事故というのは、民事事件になる部分と刑事事件になる部分があります。
事故において被害者が負傷もしくは死亡に至った場合には、運転者は刑法上では自動車運転過失致傷罪か自動車運転過失致死罪に問われることになります。
ただし、民事訴訟と刑事訴訟では事実認定方法に違いがあり、民事で損害賠償責任が認められたとしても刑事事件では有罪にならないといったケースも存在することになるのです。

運転者の責任が重大だと刑事事件になる

また刑事責任を問われる場合には民事責任を問われるケースよりも重くなるのが一般的です。
こうしたことから重大な交通事故は刑事事件として処罰の対象になってくるのです。
傷害で刑事の事件の対象となるのは被害者が2週間以上の怪我となるケースからで罰金もしくは実刑が考えられることとなります。
一般的に被害者と示談が成立していような場合には被疑者にとってはかなり有利になるようで、業務上過失致死罪の場合、被告人の遺贈からの感情が実刑に大きく影響するといいます。
状況によっては執行猶予にもつながるものとなるため、被疑者が事故後どうやって遺族に対応するのかが大きな鍵となることがあるのです。

悪質な違反があれば処罰感情とは別に実刑が科されます

ただし死亡事故に際して、スピード違反、酒酔い運転、無免許運転などが付帯している場合は悪質と認定され実刑判決となることが多くなります。
また裁判所によっても厳しさは異なるようで、東京地方裁判所が最も交通事故のかんする刑事処罰が厳しいといわれます。
執行猶予がかろうじてついた場合には罰金の支払いとともに一定期間に関する実刑の猶予が与えられることになります。
このように同じ事故を起こしてもその刑事処罰のレベルは被疑者の態度や状況によってかなり変化するものであるということが言えるのです。